NoProgress

TRONSHOW2010

今年もやってきました年末恒例。今回はちょいジミな感じではあったけど、実用と普及に伸びたが故にかなぁ、と。 紙もの文書をタグ管理するデモが一番興味深かった。

TRON SHOW 2009

今年は東京ミッドタウンで開催された。

初日の基調講演を聴講したかったが仕事の都合で間に合わずとても残念だった。その日は、パーソナルメディアのブースで発売記念キャンペーン価格より更に安い値段になっていたTeatouchをつい衝動買いする。

最終日にもう一度出かけて「TRON技術者認定試験」の模擬試験を受けた。試験時間90分にしては問題数は少ないので楽勝かと思った。しかし、それは大間違いでかなり考えないと答えの出ない問題が1/3位あり時間ギリギリまで格闘するはめになり非常に疲れた。組み込みソフトはVxWorksでの開発経験はあるが、μITRONやT-KERNELでのそれはないのでシステムコールの名前と機能の関係がうろ覚えだったりしてだいぶ失点したように思える。本番までもう少し勉強しようっと。

TRON SHOW 2008

今年もやってきました。仕事休んで見てまわった。

今年はプロジェクトリーダーの坂村健教授の基調講演が午後二時からでいろいろ展示をみてから聞くこができた。かなり熱っぽい公演だったが聞き惚れた。こういう無駄も偏りもないスピーチは自分の中に水準点を記すような感じがする。まっすぐな道を志す人を見るのは貴重な心の肥しになるように思えた。もう、TRON Projectの進展よりこれは私的に重要だ。

TRONキーボード再び

今日、BTRON CLUB 第71回例会があり、そこで予てから発売間近と言われていた New TRON キーボード製品版のお披露目と購入予約受付があった。会員価格5万円。加えて専用パームレストが9千円。さらに持ち運び用のバッグの発売も予定しているとのことだが価格未定。キーの刻印はJISだがTRON配列への切替えは当然できる。刻印までは換らないのでその場合はタッチタイピングとなる。製造はあの東プレとのことで触った感触も良い。四月末出荷の予定とか。即予約した。

BTRON Club 例会

今回で第70回と切りが良いがよく続くものだ。OSの単なるユーザー会という以上に坂村会長の人柄と才に魅かれて人が集まっている面は否定出来ないと思う。自ずと(？)会合でのユーザー発表をみているとレベルは様々だが話の面白い方が多く関心する。発足から参加してるが仕事で疲れ果てているだけで（プログラマーなので仕事以外で家でまでそれは勘弁してくれ、みたいな）何か発表できるネタを出す余裕のない自分が情けない。 新たなTRONキーボードの最終型が披露され、発売までいよいよ秒読み段階にあるらしい。楽しみだ。

超漢字Ⅴ

WindowsXP上にインストールして超漢字Ⅴ上のカード型データベース、マイクロカードに住所録を作り、葉書印刷テンプレートを試行錯誤で微調整して年賀状を印刷した。長すぎる住所を印刷しきれないという不具合は残ったが、あまり完璧を目指しても時間がかかるばかりなのでそういう例外は放置した。この超漢字Ⅴは本来は仮想環境、同梱のVMwarePlayerの上で動くものだが、既にインストールしてあったVMwareServerと共存できないらしいのと、それのゲストＯＳにしているGNU/Linuxを潰すわけにはいかないので試しにVMwareServerコンソールから超漢字Ⅴのイメージを指定してみたらあっさりインストールできた。しかしぶっ続けで11時間ほどかかったか。流石に疲れた。使いここちだが、葉書の宛名書きテンプレートの微調整でマウスカーソルの動きがぎこちなくていらいらする他は今のところ特に問題なし。ThinkPadT43には荷が重いのかもしれないが、他のゲストＯＳは使っていない状態ならまぁ使える。

TRONSHOW2007

今年も有楽町の国際フォーラムで開催された。初日の今日は坂村健リーダーの基調講演があった。

ＢＴＲＯＮ Club 第69回例会

 

いつものような BTRON Club例会 の進行により、会長公演、会員発表のプログラムの最後の懇親会でショッキングな話を聞いてしまった。 パーソナルメディアから「超漢字Ｖ」の紹介があったのだが、茨木さんのさしいれで杉勇み大吟醸を飲みつつ紹介者に直接訊いたところ、以後従来のネイティブ版の「超漢字」のアップデートは止まりこれからはこの VMware Player というバーチャルマシン上で動くVに注力することになるとか。
これまで「超漢字」にはデバイスドライバが足りないという深刻な問題があった。デバイスがクローズドでデバイスメーカーがWindowsには自主的にドライバーを提供するが、他のＯＳにそれをすることは稀な上に仕様非公開なのでパーソナルメディアが自力でドライバーを開発することが難しいとの理由だった。例えば、ハードディスク・インタフェースはSATAが主流になってきているのに、現状ではこれに対応できるのがいつになるかわからないなど。
問題の解としてWindowsをホストＯＳとするバーチャルマシンの道を選んだのはそれらをWindowsのデバイス・ドライバに肩代わりさせることができるという点で優れている。ただ問題はある。すぐ思い浮かぶのは、
・Windowsが必ず必要となる
・Windowsが必要になることにより、続出するWindowsの問題にパッチを当て続けなければならない
・かと言って、Linuxなど他のOSをホストOSにしたり、ネイティブにインストールして例え動いたとしてもすべてサポート外とされる
など。
また、「超漢字」上のアプリケーションを開発することに今後意味があるのか、Windowsにあるもので用が足りてしまうのではないか、という点が問い直されるが、これに対しては「多漢字、多文字を扱える唯一のＯＳ」というところと「実身・仮身モデルをＯＳが持つ優位、利便性」という点で絶対のアドバンテージがある点で問題ないとの説明でこれには同意する。
しかし、しかし…あの場でなんだか寂しいなという思いを持ったのは自分だけではなかったのではなかろうか。何年も前から言われてきたことだが、今あるPCはパーソナルなコンピューターとしてはクローズドなハードウェア・プラットホームで極論すればWindowsの為のものだ、ということを完全に認めてしまったのが今回の「超漢字Ｖ」の発表のように感じられた。

一方、パソコンを離れてT-Engine（組み込みコンピューター）の世界ではデバイスはすべてオープンなので「超漢字」（T-Engineの世界ではT-Shellという名前だが）には何の制約もない。何もパーソナルなコンピューターというのが今のPC的なものだけというわけではなく、むしろさらにパーソナルで扱いやすいものに脱していく傾向にある昨今、例えばユビキタスコミュニケーターの中で活躍しているわけで、BTRONファンとしては悲観するほどのことでもない。

断食中なのに思わず酒を少し飲んでしまったが、いろいろ感慨深い例会だった。

BTRON CLUB 第68回例会

今回で12年目の会期を終えた。冒頭の坂村会長の公演はこれから海外出張がある都合で短い時間ではあったがTRONキーボード再来のお話しがあった。お約束でちょっとここで紹介出来ないのが残念。年末に楽しみな予告があった。 会員発表が今回多数で個々の持ち時間が少なく発表者は皆苦心していたがそれだけに濃く盛り沢山だった。中でも『怪発』を標榜する茨木氏の『超漢字用「予定表」アプリケーションの怪発』はいつものようにBTRONの実身・仮身を駆使した漫談風で面白かった。時間の制約ではしょられた項目は後で発表資料を読んで確認したが、これがまたいい。超漢字を使っていて何かオカシイと漠然と感じていたことが、プログラミングして得たシステムの「造り」としての問題点でズバズバ指摘されている。素晴らしい。発表スタイルで笑いをとりつつ考察は鋭く深いのである。自分なんか及びも付かない人がまた一人。今日は良い刺激を受けた。ありがとう。

BTRON CLUB 第66回例会

YRPユビキタス・ネットワーキング研究所にて。 会長講演でＴ書体フォントについての紹介があった。収録文字内容は、日本語漢字のＧＴフォントに東洋文化圏、主に中国韓国の文字を加えた115739文字で、字体は明朝、ゴシック、楷書の3セットをそろえたもの。BTRONのみならず、WINDOWSでも使える様フリーで公開するとのことだった。 写真は皆で見学した研究所内のショールームのようなところ。ucodeタグ、T-Engineの応用でどんなことができるか実際に動くもので分かりやすく展示されていた。