AKB48劇場のカフェ店員からチームAの一員に抜擢されて一周年ということで花が立っていた。チームAの公演を観るのも久しぶりだ。
あらゆる曲で観ていてかっこいいのは高橋みなみ、なぜか観ていてほっとするのは星野みちる、なんでこんなかわいい笑顔をふりまくのかと増山加弥乃、「制服がじゃまをする」でいつのまにこんなに色っぽいオーラを出すようなになったのかと板野友美、渋い輝きに魅了されてしまう川崎希、etc...。キャンセル待ち72番で入場したので入り口から一段上がったあたりのステージから遠い位置でずっと爪先立ちで観ていたがとても楽しかった。
アンコール後のビデオ上映では「制服が邪魔をする」のビデオが流れた。初見だったが、噂のとおり、渋谷でロケしたそれは援助交際をイメージする刺激あるものだった。メンバー皆、笑顔のない演技がなかなか決まっていて、特に前田敦子ちゃんのトンネルで会社員に話しかけられ、その後のシーンで明け方の渋谷交差点を歩く姿を淡々と映す様が象徴的だった。他には、小嶋陽菜ちゃんの表情が渋谷的という感じで印象に残った。曲を歌い踊るのは渋谷のトンネルの中なのだが、フロントの高橋みなみちゃんがまったくもってかっこいい。このコは観る度に光が増していく感じでいい。ビデオはこれでなかなか秀逸なんではないかと思った。ただ、渋谷プラス援助交際をバックグラウンドに「制服が邪魔!」とは「今」か?という今更感は残る。古雑誌を整理していて1996年頃の雑誌は援助交際関係の記事が山のように出ていたが、もう10年以上前のこと。あの頃テレクラとかはなかなか面白かった。その後、規制が入ってネットの掲示板が旬の時代があったらしいが、今はどうなのか?製作サイドが自分(おやじ)のノスタルジーでこれを選択して造っているだけだったらなんだか嫌だ。俺が個人的に嫌なだけでなく市場に「はぁ?」というズレを撒き散らすだけで受け入れられないのではないだろうか。
先日、落札王氏とAKB48とSKiのメンバーを比較して、SKiのコを観ている方がどっちかというとほっとする、という点で一致し話が盛り上がった。AKB48の殆どのコ達には他のコを蹴落としてでも登ってやるぞ!というようなギラギラしたものがあるが、SKiのコ達にはそれがなくてステージをただただ楽しんでいるようなほのぼの感があるという話だった。AKB48はメジャーを志向し、各メンバーの次のメジャー・ステージへの通過点という「場」であり、対してSKiはその後のメジャーへの道は単なる選択肢で今のステージ、パフォーマンスを通じて楽しみ楽しませることを第一義のように見えるのでこの違いはあるだろう。なんといっても、IJRの高橋プロデューサーは今の芸能界否定派みたいな人で、幸せがそこだけにあるという宗教的な生き方に対しメンバーにブレーキをかけていると思う。
俺が例外的にAKB48で観ていて何かほっとするコは星野みちるちゃんだけ。それにしたって曲を沢山総合プロデューサーの秋元康に挙げているそうだが、これは彼女の経歴から見るに自然なこと。であるからして?チームAの一押しなんだけど。ちるちるの曲がAKB48のレパートリーに入ったら凄いだろうな。自分の感性でAKB48のイメージをものにして認められた時だろうからちるちるはそれでプロになったという意味で。
さて、話を戻して篠田麻里子ちゃんだが、このコは達者だ。歌も踊りも。茶髪が目立ったり、キャバクラ勤めの前歴が噂されるがそれがなんだというのだ。カフェっ子から昇格というドラマ造り、あったかもなぁ、でもれがなんだというのだ。ステージが全てで観たいと思う。
おまけで、劇場支配人戸賀崎さんががちゃぽんを手売りしていたので思わず買ってしまったがハズレだった。何十コも買う人を横目に一つだけ。俺の彼へのエールは一個で十分。ハズレて上等。この人はきっとAKB48になくてはならない人だろうと思う。健康に気をつけて頑張って欲しいと思う。
さて、次にAKB48を観れるのはいつになることやら。
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