なんだか気になる看板のお店をみつけたがそれはスルーで、ターゲットのキャバへ。
実に半年以上のご無沙汰だったが、このビシッとスーツにコートを着るという出掛ける前からのワクワク感はなんだろうかと思い、また相変わらずの金欠ゆえ一時間で退散するつもりが楽しくて二時間に延長したのは何なのだろうとまた思い・・・。
エレベーターを上がり、店の入り口をくぐると華やかな雰囲気。席についてしばらくすると黒いドレスのA子ちゃん登場。相変わらず綺麗、かわいい。お店には常駐でなく、バイトのスポット出勤との事だがA子ちゃんは現役当時と変わらず、指名客の間を飛び回っていた。当時の客がちゃんと呼べるところはさすがだなぁと思う。
とりあえず彼女のコーラが届いたところで乾杯し、近況交換のお話し。そしていつのまにか少しだけ深い話ができた。思いもよらなかったが、自分に欠けていると自覚しているものが同じだったりして驚いた。ただし、それに起因する行動が全然違う。女と男の違いもあるだろうけど、育ってきた環境や性格にも根があるだろうとは思う。そんな話ができてしまうから不思議な場所だ。
ヘルプに来てくれたコには、佐藤藍子似のルカちゃんと今住んでいる所と子供の頃住んでいたところが一緒で話が盛り上がり楽しかった。何を食べるでもなく、ただ奇跡的に残っていたボトルで薄い水割りを啜り、入れ替わりやってくる初対面の着飾った若い女の子と話すだけに何万円も払うのは合理的に考えてどうかとは思うが、なんでこんなに楽しいのだろう。しかも指名のA子ちゃんとは断続的にしかお話しできないのに。
数々の疑問とほんわかした幸福感とほろ酔い加減を抱いて無事に帰宅。たまにはいいもんだ。
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