篠山紀信個展で整理券と共に作品リスト兼注文書を受け取る。開場までスタバでキャラメルマキアートなぞ啜りながら作品リストをチェックする。作品毎に販売点数とプライスも書いてあるが2万9千円から35万円までサイズにより幅が大きい。オシがモデルのものをチェックして会場へ。小野、秋元がペアの一点がリーズナブルでそれにするつもりで見てみると残念ながらなんか違う。一点ごとに手付金1万円をその場で払わなければならないが、手持ちの万札は二枚しかない。慎重に何度も写真の前を行ったり来たりする。えれぴょんはこれしかないというのがあって割と簡単にきめられたが秋元ちゃんがどれもなんだかピンとくる決定打に乏しく激しく逡巡する。しまいに疲れ果てて、写真としてこれはいいと思った高みなの一点を選んでしまった。二点で6万9千円、手付金2万を除いて今月中に支払わねばならない。どうするんだろか。 作品は額装して、今日のレセプションで購入したものに限り、この個展会期終了後に劇場でメンバーから手渡しの予定とのこと。やはり秋元ちゃんのをもう一点だけ…いやいや金ないしやばいよそれはと会場出てから未練たらたらだった。 たまたま篠山紀信さんが外にいらしたので厚かましくもいろいろ訊いてみた。機材はすべての作品で35mmデジカメ、出力はプリンタだそうな。1358×931サイズでも近くで見ないと大判で撮ったのかと思える。最近はデジカメもプリンタも良くなったね、と言っておられたが、個人的には銀塩であって欲しかった。
写真の構成はピンで撮ったもの、何人かを絡ませたもの、チームA,Kという集合ものに大まかに分類され、さらにタイトル通りジャンプしているものと泣き顔のパターンに分かれている。会場一階はジャンプ中心の弾けたものが大きなプリントで壁にピン止めという展示の仕方もまた自由な感じで、打って変わって二階は泣き顔か寂しい感じの漂うもの、セクシーなものが並び、比較的小さめのプリントで額にきっちり飾られていた。中には、別写真3点がリストされているのにその3点のセットとしてリストにあるものだけ展示されているものがあり、どういうことか訊いてみたのだが、3人それぞれピンの写真を合成して一枚にしたものが「セット」として展示されているとのことで、リスト通り合成前の一点づつはそれぞれあって売るとのことだった。
泣き顔はなんとなく悲しいというより苛められて泣いているような感じがして部屋に飾りたくはないと思った。普段劇場で観るメンバーの姿に対してなんとなく不自然だし。
集合写真的なものは、篠山紀信特有の写りで端が歪んでいるからそこにメンバーの顔があったりするとぼわっとはれたようになっていてちょっと困ったものになっていた。なんでそういうレンズをわざわざ(?)使うのかは以前から不思議に思っている。
メンバー毎に目立つのは、篠田麻里子の押し出しの良い写り、フォトジェニックな小嶋春菜、どういうシチュエーションでも自分の個性が勝ってしまう高橋みなみ、というあたり。こういう感想は人それぞれだろう。
整理券順に入って2,30分で入れ替えられるので最初に入った自分は一旦買い物に出かけて終了直前のフリー入場の7時過ぎあたりに再度入場した。最終的にこの日で売り切れたのは、
品番 モデル サイズ 作品数 価格
078 篠田 701X464 2 61,000
083 大島(麻) 701X464 2 61,000
096 秋元 701X464 2 61,000
092 宮澤 701X464 2 61,000
111 河西 701X464 2 61,000
だったようだ。
結局、秋元ちゃんの一点を追加注文して7時45分に一般客公開は終了し、後は関係者によるパーティだったようだ。メンバーも別室に残っていたようなので参加したのだろう。
コメント