第378回「制服の日・特別講演」
〜アイドルジャパンレコード10周年企画〜
7/23(Sat.)@東京こまばエミナース 18:30
SKiのメンバーが、古のアイドルをカバーする不思議なコンサートだった。
キャンディーズ、乙女塾系、おにゃんこ系、Wink、東京パフォーマンスドール、水野あおい、森下純菜、などなど。ちゃんとカバーできしまっている点でSKiってレベル高いかも、と思った。ロートル・アイドル・ファンが多いせいか盛り上がった。自分的にもどうしてもオリジナルの記憶をベースに重ねて観てしまうのでその分ぶ厚く感じられて楽しかった。逆を言えばそれらの体験の無い若いファンにはアピールしなかったかもしれなかったが。
はっきりした事が一つある。おにゃんこ系の曲はよくできていた。秋元、後藤の主軸でアイドルをプロデュースしたアレはよくできていたんだなぁ、なること。歌詞のイマジネーションと曲のノリの良さは極上だ。今の「娘。」系の曲がぺらぺらな事が再認識できた。
で、SKiのメンバーだが、この公演を楽しんでいるようだった。衣装もいつもの制服から外れていろいろでこれも楽しそう。アイドルの本質に共振しているような小気味良さがステージに満ちていた。勿論、観ていて楽しい。
個別にみると、花島優子のカバーで加藤祐奈(10歳)の初ソロがなかなか良かったことと、新人の佐藤帆奈美の中嶋美智代のカバーがカバーのくせに自分の世界を見せているようで良かった。2人とも凄い。
ちょっと気になったのだが、最後の方のおにゃんこのカバーにSKiメンバー全員出演に昼の部でSKi賞を受賞した吉田沙織が違和感なく一緒に踊り歌っていたこと。ひょっとして彼女は予め受賞が決まっていてこのステージのレッスンを受けていたのではないかということ。つまりは、昼の部の公開オーデションは出来レースだったのではないのかという疑念。だとしたらだが、他の参加者はご苦労様と言うしかない。SKi賞以外該当者なしだったのだし。
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