昨日、平日の午後に観た。
この映画には庶民というものは出てこない。超大都市が出てくるが空中を飛ぶ飛行物の多さに人が沢山生活してそうだとはわかるが、そういうものが想像できない。本筋とは関係ないがそんな面から共和制だ、いや帝国だという話がなんだかタダの言葉で空っぽな感じで違和感を覚えた。
それでも終演には涙が出てきた。テクノロジーもフォースも赤ん坊が生まれなければそれどころではないという事に思い至った点が一つ。そして第一作から何十年だかでついに物語の輪が繋がったという事について。第一作は一つの映画館に開館から閉館まで居座り、上映されるだけ憑かれたように全回観たことを思い出した。
CGについて感慨深いこともあった。第一作のハードは今は亡きDECのミニコン、確かPDP11/45だったと思うが、今回最期のロールにはAMD Optironのロゴが出てきて驚愕した。DECはAlphaプロセッサーを世に出しコンパックに買収されさらにHPに買収され、Alphaは結局見捨てられた。OptironにはAlphaで創出されたハイパートランスポートがある。ということでCGに使われたコンピューターには第一作のコンピューター遺伝子が細々と残っていたのか、みたいな。おたくな感慨かもしれないが、これがPentiumのロゴだったりしたら逆にがっかりしていただろうと思う。
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