長いライブの中でニューシングルのBINGO!のビデオと伝染歌の予告編が上映された。BINGO!はこれまでの曲調から一転、抑圧のイメージから自由へ突破するような映像で気分が晴れるような出来だった。伝染歌の予告編はくるくるパーの後で上映されたがメンバーがまじでこわがっていた。
千秋楽にして今井と高田が卒業ということでいろいろあったが、最後だから好きなことを一つしていいよ、と言われたとかでそれぞれのパフォーマンスがあった。高田はなんと新年の隠し芸で大受けした風呂敷被った支度で登場し、腹筋で山手線一周、背筋で山手線一周という芸で笑いを取った。自分はおかしくて笑いながらも涙が出そうになった。高田が客が一番期待するTAKADAを演じることで最後を飾ったのだ。歌とダンスのグループの卒業でこれを選んだエンターテナーに徹した心意気に泣けた。高田はどこへ行ってもきっと自分の夢を追うことが出来るコに違いない。
一方の今井は自身で作詞作曲した「ありがとう」をソロで歌った。チームKの仲間への感謝とか客も含めてありがとうと歌っていた。卒業にふさわしい堂々としたものだった。おまけに入場できた客全員にそのCDをプレゼント、あけてびっくり「ありがとう」の文字とともにサインが入っている。大変な労力だったろう。
進行はそんなこんなで割り込みはあったが基本的にいつもの3rdステージの流れだったが、転石の後のスタンディングオベーションに目を丸くして驚くメンバーの様子が特に目に焼き一・二メートルの距離だったから強烈に響いた。
開演前に最初に泣いたコが全員にハーゲンダッツをおごるというルールの申し合わせがあったようだが、涙もろいコは耐えられず、ぎゅっと我慢するコは目を見開き、一見淡々としたコも泣きそうになるメンバーに突っ込みをいれることで気をそらしているように見えた。
この千秋楽ではチームKのチームワークとパワーの集大成を見せられた。ライブで音楽的というより人間的に感動を覚えたのは久々だったような気がする。あの場に参加できて幸せだった。
スケジュールの都合で秋元、宮澤の二人が最後まで参加できなかったのは残念だったが本人達が一番残念だったのではなかろうか。
あれから一日以上たっているが未だにライブの余韻にジーンと痺れた感じがしている。
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