渋谷のタワーレコードで初回限定版を購入。特典のライブ抽選券は755番だった。当たる確率は低いだろう。ちなみに通常版は売り切れていた。
で、ここからは帰宅して初回版のDVDを観たりしての感想だが、ビデオはみていたら意外なことに涙が流れてしかもそれがめちゃくちゃ眼にしみる出来だった。例えば、黒板に名前書かれてペンキを跳ばされたような絵、屋上に靴を揃えて脱いで走って投身自殺するような様を想像させる絵、歌詞も絶望的なら音楽も突き離す様なビートに満ちている。完全に問題作的構造に仕上がっている。学校なんてもう何十年も前のことだが現場的辛さは個人的事情で思い起こすのに苦労しないくらいあるので涙が出たのかもしれない。曲は始め取っ付き難いというか、むしろ嫌な感じだったが、何度か聴けばこれはこれでいい。インパクトがある上センスがいい。総合的に曲は辛い。なんだかおかしい気はするがこれは味として秋元Pの巧妙さだろう。技ありで凄い、と思う。
カップリングは、『涙売りの少女』で、メインに対するサブという意味ではピッタリ嵌っている。ここで使わなければどこで使うという感のある曲でいい場所をみつけたという感じ。
さて、メイキングのビデオも初回版のDVDには収録されているわけだが、曲に反して皆とてつもなく明るい。明るいが故に、闇を的確に表現できている様は選抜のメンバーにポテンシャルを感じる。
ここからは、贔屓で書くが、秋元才加の髑髏の美しさに、そのまた上の肌の美しさ! には唖然とする。きっといつか『椿』のような化粧品のCMに採用されるのではなかろうか。
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