仕事の都合でLA CAMERAに七時半過ぎに到着。すでにペーソスのミニライブは終わっていた。ちょっとがっくり。空調を取り替えたとかで涼しい風が吹き出し口の下には吹くのだがいかんせん人が多くてやはり暑い。今回の展示は縛り主体だったが、和服の女性の写真の内二枚が淡く渋い色彩で絵画のようだった。いつものように飲み食いしているとニューヨークで版画の画廊を経営している女性に話かけられ、これはポルノとどう違うのかとか難詰される。いや、難詰てほどでもないかな? なんだか酔った頭で会話していたが第一印象と違って楽しい人だった。デジタル化が版画の世界にも影響及ぼしていて実際に刷ったものよりデジタイズしてプリンタ出力したものが安価に売買されるようになってきているので厳しい状況だとか、アメリカは沢山の大きな部屋を持つ人が当たり前なので作品を買って部屋に飾る人は日本とは比べ物にならないとかいろいろ面白いお話しをしていただいた。あなたはコレクターか、と訊かれて不思議に思ったがこうしてアーチストのパーティに参加するのはあっちではコレクターと見られるらしい。もっともギャラリーの人から先月の展示で予約した一枚を引き取ったのでそう見えたのかもしれないが。
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